歩けないと偽り給付費詐取…元介護事業所代表ら
(YOMIURI ONLINE 2011年1月13日13時01分)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110113-OYT1T00496.htm
新聞のウェブサイト上の記事は短い期間で削除されてしまうので丸ごと引用したいんだけど、法的にはブラックな行為なので…。
記事を自分なりに要約すると…
北海道職員から訪問介護事業所の代表に転じた男が、部下の介護福祉士をしている女と共謀して、独歩できるにも関わらず、札幌市に対して「歩けない」と嘘の申請をして、障害者に支給される介護給付費約3百数十万円を不正に受給したとして詐欺罪で逮捕された。
ちなみに正犯の男は1991年に肢体不自由で2級の身障者手帳を交付され、1995年には(最重度である)1級の認定を受けている。
しかし、2006年6月に正犯の男が買い物袋を持って歩いているのを、札幌市の職員が目撃。市は男に過去5年間の不正受給分に追徴金を加算した約5600万円の返還を求めていたが、男が応じなかったため。
最初にぼくのスタンスを述べておきます。
「不正は許せない。けれども、それによって使いづらくなる公的制度が出るのはもっと許せない。」
さて、元北海道職員の事件は他の友人も取り上げている問題だけれど、ぼくの視点で言うと「何を以て歩ける、歩けないとするか」なんだよね。
今回のような不正が起きると実は判定した医師にもお咎めがあるんだそうです。
以前、あるCILで出張判定していた医師が言っていたことなんだけど。
なので、判定医もすごく神経質になっているんですね。
国民の誰もが税金の使われ方に関心を持ち、不正が発覚したら世論が黙っては居ない時代になったから。
あの「特別第三種郵便」を悪用した事件でも、直接関係の無い障害者全体が叩かれたし。
だから、「1級」の障害等級も簡単に出さない医師が増えています。
もともと厳格な基準はあるのだけど、それをさらに厳密に解釈するようになってしまって、そこから少しでも外れるとNGになってしまう。
でも、脳性麻痺者に於いて「歩ける」定義を考えると、とても狭いものになるんじゃないだろうか。
ぼく自身が自分の歩行能力の低下を目の当たりにして、やっとそれに気がついたので、今、多少の不自由さがあっても実用上問題なく歩けている人はまず自分の問題として捉えることはないと思う。
そこで脳性麻痺者同士の「分断」が起きる。
mixiでぼくが「親友」だと思っていた相手から突然マイミクを切られたように。
その親友とは、その後和解して、マイミクを再開してくれましたが。
ぼくも彼の思いを分かっていなかったところがありますし。
ましてや、別のマイミクさんが書いているように重度訪問介護の制度自体を隠したがる自治体があるのも、ぼくとしては納得出来る話です。
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